サロン・ド・バロン 2009/07/05__00:00

旅の途中の身だしなみとかどうしてたんだろう、とかふと思いついて。

こちらで妄想するリディアさんは、身なりにあまり気を使わない人です。幻獣界尺度なので、摩訶不思議センス。人間界の寒さ暑さに対応するのに精一杯で、綺麗とか可愛いとかよりも実用第一。幻獣界で用意してもらったものをベースに、その辺にあるものを都度ひっかけてバロン組と若様が頭を抱えてんだと思います。
若様は身奇麗にしろって教育受けてそう。バロン組はバロン宮廷に出入りする関係上気を使うことが当たり前。ある意味リディアはヤンの感性が似ているかも？あとシドかな。必要なものがあればいい。
ローザがあれこれ世話をやいたり、案外ポロムがお姉さんみたいになったりして。帰還の集結時に、ポロムから「本当に変わっていらっしゃいませんね！リディアさん！」呆れられたりするんです。でも、何のこと言われてるかリディアには分かんないから、はて？と首をかしげてポロムお姉さんを凝視。誰かに手を引かれてばっかりのリディアを想像して転げまわれます。

で、旅の途中では、髪が伸びてもリディアは伸ばし放題だったりして、でも結ったりすることもできないから、ワッサワサした状態で放置。見かねたカインがホーリーランスで器用にリディアの髪を梳いてあげる様を想像しました。はい、エジリディ万歳だと心底思ってます。でもね、長髪同士、しかも金と緑が並ぶ様は絶対綺麗だと思うんですよ！あら、カイン上手いのね、なんてローザが感心するぐらい上手いんだと思うんです。
もしくはエクスカリバーで散髪とか。でもセシルは以外に不器用っぽそうなので却下。ローザが血相変えて飛んでくるわ。リディアは「カインにやってもらったからセシルにも」程度の軽い気持ちですな。

あと、リディアは食べ物への執着が薄そうに思えるんです。幻獣界だと食事の習慣がないだろうし。だから食べるのが下手くそなリディア。しかも猫舌で遅いときたもんだ！はじめは食事にあまり興味がないから、食べるのも皆がそうしているからなんとなく真似して、って感じで、ちゃんと食べてなさそう。実は面倒見抜群の男性陣に囲まれて、ほとんど口に放り込んでもらってるリディア。ローザが面倒見られないときはセシル、セシルがだめならカイン、エッジの順番で。パロムにまで面倒見られていたらすごいと思います。パロムっすよ。
幻獣界では、カスミみたいなものを口に入れてとりあえず生きてきたって感じで。そうこうしていくうちに人間界で好きだったものってなんだっけ？と忘れてしまって、ある日ローザが作ってくれた何気ない食事で何かを思い出すんです。なんだかすっごく懐かしい気持ちになって、思わず泣いてしまったリディア。私、これ好きだったような気がする、と、ふいに母親を思い出したから。もう顔も本当はあまり覚えていないし、子供すぎて昔の出来事が本当にあったことなのか自分でも不安に思えてきたり。あまりの寂しさに、自分でそう思い込んでいるんじゃないか、とか色々考えていたから。あまりにも記憶があやふやすぎて年も分からなくなってきたし、本当の名前もよく分からない。ただいつもリディアと呼ばれてた気がするから。そして、セシルがリディアだと言ってくれるから。もはや自分が頼りにするのは、リディアの名乗っていた自分を知っているセシル。

味覚って、胡散臭くもありずーっと残るものでもあり。リディアが人間界での時間を取り戻すのって、そういう日常の積み重ねなんだろうな。カインが槍で髪をすいてくれる時も、あれ？なんかこの感じ…と少しずつ、自分はすべてを忘れてない。やっぱりここで生きてたんだ、と大地に足をつけていくんだと思います。

早く集結してえー！